① 賢明王シャルル5世の財政改革 前回の敗戦で国土と財政が疲弊したフランスを立て直すため、シャルル5世が即位しました。彼は軍事的な英雄ではありませんでしたが、政治・国政手腕に長けていました。戦争を継続できる体力をつけるため、臨時税であった消費税や塩税などを恒常的な税として設置(増税)し、徴税機関を強化することで国家財源を劇的に立て直しました。
② 名将ベルトラン・デュ・ゲクランの戦術 財源が整ったシャルル5世のもとに、片腕となる武将ベルトラン・デュ・ゲクランが登場します。彼は、イングランドが有利となる大規模な会戦を避け、ゲリラ戦を徹底。イングランド軍の補給路を断ち、じわじわと体力を削る戦術を用いました。ゲリラ戦で疲弊させた敵を、シャルル5世の常備軍が攻め落とすというコンビネーションが炸裂しました。
③ 国土の奪還と名コンビの死 シャルル5世とデュ・ゲクランの名コンビによる戦略が功を奏し、フランスは屈辱的な条約で割譲した領土のほとんどを約15年で奪還することに成功します。フランスは窮地から脱したかに見えましたが、その最中にシャルル5世とデュ・ゲクランの二人が相次いで亡くなるという悲劇に見舞われます。